出産・育児で美容師を離れたけど、そろそろ復帰したい。子どもが幼稚園や小学校に行っている間だけ、土日は休んで働きたい、そんなママ美容師が、育児と両立しながらブランクから復帰した方法を紹介します。
先輩ママ美容師の復帰パターンから自分に合ったものを見つけて、もう一度美容師としてのキャリアを歩み始めましょう。
育児中のママ美容師が復帰で感じる不安

- ブランクによる技術や知識の低下
- 接客の感覚が鈍っている
- トレンドの髪型が作れない
- 育児と仕事の両立で体力面が不安
- 幼稚園や学校に行っている間だけ働きたい
- 土日は休みたいけど可能か
- 子供の急な体調不良などへの対応
- 若手中心のサロンに入って行けるか不安
LBLでブランクから復帰したママ美容師に、受講前にどういう不安があるかを聞いたときにでてきたものです。
ブランクがあるため、今の自分の技術や知識で現場復帰できるのかという不安と、育児との両立を上手くやれる職場があるのかという不安を持っている方が多かったです。
実際に復帰した方は、どういう職場を選んだり、練習をしたのかなど具体的な例を紹介します。
ママ美容師として育児と両立しやすい働き方の選択肢

育児と両立するにはフルタイムの仕事は厳しいけど、美容師としてのキャリアをもう1度歩みたいなら、以下が現実的な働き方になります。
- 時短パート(週1〜4日、13時上がりなど)
- 業務委託・面貸しサロン(出勤日時を自分で決められる)
- 自宅サロン開業(全ては自分次第)
時短パートで正社員
トレンドを追う街中の人気店などは常に希望者が多いですが、それ以外では人手不足のお店も珍しくありません。そのため、フルタイムではなくパートでも働き手を確保したいというお店は多いです。
一般的なサロン勤務では土日休みは難しいことが多いですが、カット専門店や訪問美容であれば土日休みに対応している会社もあります。週末は子供のために休みたいという方は、こうした業態を選択肢に入れてみるのもおすすめです。
パートであれば、子どもを幼稚園に送り出した後の10時から、お迎えに間に合う13時までといった働き方ができる場合もあります。
勤務時間や収入を扶養の範囲内に調整してもらえるケースも多く、子育てに理解のあるお店では急な対応が必要な場合も融通が利きやすいです。
週20時間以上働く場合は労働保険に加入でき、会社によっては社会保険に入れるケースもあるため、社員に近いメリットを享受できます。ただし、ただし、その分責任感から無理をしてしまう方もいるので、注意が必要です。
パートや時短での復帰となると、1から指名客を増やしていく努力は必要になります。ブランクに不安を感じる場合は、いきなりスタイリストとして復帰するのではなく、アシスタントから戻るという方法もあります。
teto代表中山訪問美容業界は、育児中で短時間働きたい美容師などに理解が深い会社が多いので、おすすめします。
tetoも家族との時間を大切にしてもらうために、全社員が土曜日に休日となっています。
また、育児中の方には土日休みにしたり、時短勤務希望の方に対しては、1ヵ月で最低2時間からOKとしています。
慣れたら自宅から訪問先へ直行・直帰も可能なので、更に働きやすくなります。
自宅サロン開業・シェアサロンや面貸しで業務委託
指名客を維持しているなら、業務委託契約でシェアサロンや面貸しもおすすめです。自分のお客様に対応する時間だけ、サロンの一部を借りて営業し、売上から手数料を払う形になります。
シェアサロンや面貸しは固定のシフトがなく、自分の都合に合わせて働けるため、育児との両立がしやすい働き方です。ただし、業務委託契約のため雇用保険や社会保険の対象外となり、収入や確定申告は自己管理が必要になります。
自宅にスペースがあって改装費が捻出できるなら、自宅サロンという手段もあります。これなら自宅で子供を見ながら仕事も可能で、自分のペースで働けるのが大きなメリットです。
どちらも指名客が少ない状態では、施術回数が少なく本格的な復帰への足掛かりになりにくいのと、収入が不安定になりやすいため、まずはパート勤務などで感覚を取り戻してからの移行がおすすめです。
急な子供への対応など復帰で失敗しない育児に理解がある職場選び


募集要項でチェックした上で、面接で必ず確認すべき質問リストは以下です、
勤務時間やシフト関連
- 土日の出勤は必要か、どれくらい休めるか
- 運動会や参観日など子供の行事は優先できるか
- 1日何時間から働くことが可能か
- お迎えの都合で○時までに退店は可能か
- 子供の急な熱など当日欠勤は可能か
- 欠勤した場合の代替対応はどうしたらいいか
- 将来的に勤務時間を増やせるか
- パートから正社員への切り替えは可能か
施術スタイルについて
- 同時に何名まで担当するか
- ワンオペかアシスタントがつくか
- 1人当たりの施術時間はどれくらいか
ブランクへの対応
- アシスタントから復帰は可能か
- レッスン体制や練習期間があるか
- カットモデルの入客から始められるか
厚かましく一方的に希望を押し付けるのではなく、謙虚に聞けば普通に答えて貰えます。曖昧にしたまま入社するより、ハッキリさせてお互いが納得の上で入社して貰った方が、お互いにとっていいです。
ホームページやSNSなどを見ると、実際の職場の雰囲気や、子育てママ美容師への理解があるかなども分かる場合があるので、気になるサロンがあったら確認してみましょう。
ママ美容師が働く前にやったブランクから復帰するための準備や練習


出産と育児で5年~10年など長期ブランクがある上で、現場復帰したママ美容師たちが、実際に行った準備や練習は以下です。
ブランク向けのカットスクールに通う
ブランクが長い方の多くが、技術や知識への不安を抱えています。実際に長期間美容業を離れた方の技術チェックをすると、施術スピードが落ちていたり、基本的なカットの手順が曖昧になっていたりするケースが多く見られます。
不安なまま現場復帰すると失敗が増え、お客様対応が怖くなり、さらに不安が増すという悪循環に陥ることもあります。しっかり学び直して現代のサロンでも通用する技術を身に付けることが、不安解消への一番の近道です。
1日だけのカット講習は現役向けの応用技術が中心ですし、オンライン動画では細かい技術チェックが難しいため、一通り学び直せるスクールをおすすめします。特に、少人数制やマンツーマン制で細かい技術チェックが受けられる環境が理想的です。
LBLではブランク向けのカット講習と、ブランク向けの訪問美容師講習をご用意しています。これまでも多くの子育て中の方がLBLでの講習を経て、ママ美容師として現場に復帰されています。
福岡在住の方や、福岡までお越しいただける方はぜひご相談ください。




理論からしっかり勉強しなおす
ブランクからしっかり現場復帰できたママ美容師を見ると、理論から学び直した方が多いです。
ブランクが長くなると理論が曖昧になりがちで、そのまま復帰するとなんとなくの感覚でカットしてしまうことになります。また、古い知識のままでは現代のスタイルを作れずに苦労する場面も増えます。
これまで身に付けてきたことを確認し直した上で、現代版にアップデートした方はスムーズに復帰できています。自習でも構いませんので、現代のスタイルが作れる理論をしっかり学んでおきましょう。
子供が寝た後に自宅でウィッグで練習をする
知識を入れたら練習あるのみです。何度も何度も繰り返し手を動かして学んでいった時代を思い出して、練習を重ねましょう。練習を無駄にしないためにも、間違った知識を正しい知識にアップデートしておくことが重要です。
LBLで学んだ方々の中でも、スクールでの学びと並行して自宅でもしっかり練習した方は、実力の戻りが早く、スムーズに現場復帰できた方が多いです。
また、立って練習することで、立ち仕事への体力的な復帰訓練にもなります。
家族や友達などにモデルになってもらい練習する
ウィッグはどれも同じ頭の形で癖もないため、いくら練習しても実戦的な不安は消えません。ウィッグである程度の技術が戻ったら、モデルでの実戦練習が必要です。
頭の形の違いや髪の癖を考慮しながら、動きのある人に対して繰り返し施術を行うことで、復帰への不安がかなり解消されます。家族や友人など、協力してもらえる方がいれば積極的にモデルになってもらいましょう。
YouTubeやSNSなどで最新のトレンドを常にチェックする
トレンドのスタイルに対応するお店で働くなら、すべての技術を完璧に習得していなくても、どんなスタイルが流行っているかという知識は欠かせません。YouTubeやSNSなどで最新トレンドを常にチェックする習慣をつけておきましょう。
ベーシックカットを学び直した後であれば、1日だけのカット講習などで最新トレンドのカット技術を学びに行くのもおすすめです。
立ち時間を増やし足腰を鍛えなおし、体力づくりをする
立ち仕事から離れると、数時間立っているだけでもつらくなっていることが多いです。また、離れていた期間が長いほど、仕事という緊張感の中でさまざまな作業をこなすことで、精神的にも体力的にも消耗が早くなりがちです。
復帰前から日常生活の中で立つ時間や歩く量を意識的に増やし、足腰を鍛え直しておくことで、スムーズな現場復帰につながります。
夫との役割分担を決めたり実家のサポートを確認
復帰後は常に育児だけに集中できる状況ではなくなるため、夫との家事・育児の役割分担を事前に決めておきましょう。また、実家のサポートを得られる方は、いざという時のために協力をお願いできるか確認しておくと安心です。
「自分の給料だけで生活できるし、無理して復帰しなくてもいいのでは」と夫に言われた方もいらっしゃいます。復帰への思いや働く理由をあらかじめ整理し、夫に理解してもらえるよう話し合っておくことも、スムーズな復帰への大切な準備の一つです。
病児保育の登録
子どもは急に体調を崩すことが多く、復帰後の働き方に大きく影響します。職場復帰前に病児保育へ事前登録しておくことをおすすめします。
いざ子どもが熱を出したときにすぐ預けられる環境を整えておくことで、急な欠勤やキャンセルを減らすことができ、職場への負担も軽減できます。
病児保育は登録してすぐ利用できるわけではない場合もあるため、復帰前の早い段階で確認・登録しておくのが理想です。











