福祉美容師になって訪問美容を始めたいと思った人に、どういう所が大変か、どういう所にやりがいや喜びを感じるか、きつい部分はどこか、現役の福祉美容師でもあるteto代表の中山や、tetoで働くスタッフたちがこれまで感じた事を教えます。
転職前に自分でもできそうか、判断材料の1つにしてください。
訪問美容や福祉美容師の大変できついところ

肉体的・体力的にきつい部分
- 訪問先へ車の運転が常にあるので、運転が苦手な方はきつい
- 車から荷物を積んだり降ろしたりが常にある
- ベッド上や狭い所での施術で、まっすぐな体勢を取れない時の足腰への負担
- 精神的に不安定で、手がでたり、暴れられるお客様に負荷をかけずに抑えるとき
- 夏場、エアコンが無く、扇風機しかない在宅での仕事で、扇風機は髪が舞うので使用できず汗だく
- 土砂降りで、駐車場から自宅まで距離があり、たくさんの道具を運ぶとき
一般的な美容室と同じで立ち仕事なのは変わりませんが、それに加えて慣れない姿勢での施術が必要な場合があります。
teto代表中山私が街中の美容室で働いていたころは、休憩時間はほとんど取れず、隙を見てサクッとカップラーメンを食べて、直ぐに仕事に戻るような日々でした。
訪問美容の大変な部分はありますが、入所者のお昼ご飯やお薬の時間もあって、お昼には必ず休憩時間が入り、きちんと休憩を取る事ができます。
精神的にきつい部分
- 元気に歩けていたお客様が車椅子や寝たきりになる
- 会話が好きなお客様が話せなくなる
- お客様との出会いと別れのサイクルが長くは無いこと
- 渋滞で訪問時間に間に合わず迷惑をかけるとき
- 認知症に伴い物品を持ち出してしまう行動が見られる方がいて、刃物など危険な道具があるため、目配りが必要



ほとんどのお客様が高齢者の方になるので、どうしても弱っていく姿を見ていく事になり、精神的に大変な部分ではありますが、そういう時にも美しさという幸せを提供できる仕事だと思うようにしています。
お昼に休憩がきちんと取れて外出も可能なので、精神的にリフレッシュできる時間はあります。
業務的にきつい部分
- 雪や大雨や自然災害時の訪問の有無や判断
- 切る場所、支払い方法、請求書・領収書の有無、誘導、予約の取り方、訪問頻度、駐車場の使用ルールなど、各施設様ごとに要望が違うので、管理体制の構築が大変
- インフルエンザ、ノロウイルス、コロナなど感染症が蔓延したとき、多数のお客様がキャンセルになるので、シフトの管理、訪問日の代替日など調整業務が大変



施設単位でのキャンセルになるので、多いときは1つの施設で数十人のキャンセルとなる事があります。
tetoもコロナ過では、沢山の施設に行けなくなり大変でした。


訪問美容や福祉美容師のやりがいや喜び


ありがとうが仕事の中心にあります。施術後の笑顔や心からの感謝の言葉など、人に必要とされている事が実感でき、やりがいに感じています。
また、高齢化が進む中で、「自分の技術が社会の役に立っている」という実感が働くモチベーションを強く支えてくれます。
お客様からいただいた言葉
- あんたがいないと髪も切れん
- こうやって話ができるだけでもありがたい
- 話を聞いてくれてありがとう
- 気分が良くなった
- 楽しかった
お客様からいただいた、おもてなし



毎月11:00頃に訪問している在宅で、毎回お昼ご飯を準備して待っていてくれていた。丁寧にお断りするが、「いきがいのひとつだから」と言われ、お言葉に甘えていました。
お好み焼き、チャーハン、野菜炒めが中心で、私はお好み焼きが一番お気に入りでした。
訪問するたびに、玄関先で正座で「お越しいただいてありがとうございます」、帰る際も、正座で深々とお辞儀され、感謝の気持ちを言ってもらった事があって、自分が必要とされている実感が強く湧きました
涙ながらに「今日はありがとうございました」と言っていただける機会も多々あり、もっと良い訪問美容師になろうとモチベーションが上がりました
「死ぬまでお願いね」と言われ、我々は関わるお客様の人生最後の担当美容師になる可能性があるんだと実感し、手抜きせず、後悔のないように努めようと思いました。
一般的な美容室勤務とは違う大変な面もありますが、訪問美容だからこそある、やりがいや喜びもあります。福祉美容師に興味がある方は、ぜひtetoやLBLにお問合せください。











