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美容師復職の不安、どう乗り越えた?|先輩たちが実践した復帰の準備

美容師復職の不安、どう乗り越えた?|先輩たちが実践した復帰の準備

美容師に復職したいけど不安があるという方は多いです。接客業で技術職なので、衰えた知識や技術では、お客様からのクレームにつながるのは目に見えているし、そもそも雇ってもらえるサロンも少ない。

そういう美容師が、どうやって復職したか、先輩たちが実践した復帰への準備を参考にしましょう。

目次

復職した美容師たちが抱えていた不安

美容師に復職したいが不安があるのでLBLスクールでカット講習を受けている女性

先ずは、美容師に復職したいけど不安だと言っていたLBLスクール生や、ブランク空けで復帰した人に、どういう不安があったのかを聞いた結果を紹介します。

漠然と不安があると感じるより、どこにどう不安があるかが具体的に分かった方が解消しやすいので、自分に当てはまる項目をチェックしておきましょう。

技術面の不安

  • ベーシックカットが上手くできない
  • 古い時代のベーシックカットしか知らない
  • 同じような髪型やカットしかできない
  • 最新トレンドのスタイルが分からない
  • カットのスピードが落ちていて現場レベルではない
  • レイヤー・グラデーションの入れ方に自信がない
  • 似合わせカットができない
  • カラー塗布の手順を忘れている
  • 適切な薬剤の選定や放置時を忘れている
  • ブリーチやダブルカラー経験が少ない
  • パーマのロッド選定やワインディングに不安
  • 失敗したときのリカバリー方法が分からない
  • ウィッグは問題ないが人に対してはできるか不安

復職したい美容師や、不安を抱えたまま復職した人の多くは、技術面に不安があります。特にカットに自信がないという人が多い上に、昔の知識しかないのでどうしたら良いか分からないという相談も多いです。

teto代表中山

基本のベーシックカットだけ見ても、一昔前と現代ではやり方が違うので、LBLにいらっしゃる方も「こんなやり方教わった事がなかった」という人も珍しくありません。

知識面の不安

  • ベーシックカットの切る順番など理論があやふや
  • 現役時にベーシックカットの理論をしっかり学ばなかった
  • 古い知識ばかりで現代の美容業に対応できるか不安
  • 薬剤の成分や特徴を忘れている
  • ブランク中の薬剤やカラー技術の知識が全くない
  • 歳を取って新しいサロンの知識やルールを覚えられるか不安

ブランクが長い人は、昔の知識のままなので、技術は問題なくても知識面がアップデートされていないので、古くワンパターンな仕上がりという事も少なくありません。

teto代表中山

カットが不安、接客が不安という方の多くは、理論をしっかり入れていない人が多いです。

なんとなくでやってきたけど、その空気感だけでは再就職で通用しないだろうという思いが不安になっています。

接客面の不安

  • 知識の衰えからカウンセリングで曖昧な説明になるのが不安
  • 知識がなく引き出しが少ないから適切な提案ができずに不安
  • お客様との会話がうまく続くか不安
  • 若いお客様との距離感が分からない
  • 指名客をつくれるか不安
teto代表中山

カウンセリングや提案が上手い美容師は、やはり理論面がしっかりしている人が多く、自信に満ち溢れた接客をしています。

年齢や体力面の不安

  • 年齢的に就職先があるのか
  • 年齢の割に知識や経験が少ないので採用されないのでは
  • 若いスタッフが多い美容業の中に入っていけるか
  • 年下から指導されることに抵抗感がある長時間立ち仕事に耐えられるか不安
  • 腰痛や腱鞘炎が再発しないか不安
  • フルタイム勤務が体力的にきつい
  • 手荒れが悪化しないか不安
  • 連続での施術に耐えられるか不安
  • 休憩が少ない職場についていけるか不安
teto代表中山

美容師を辞めた理由が体力や健康面の方はもちろん、ブランクが長く立ち仕事から遠ざかっていた人は、今からもう1度やれるのかという不安になっています。

また、40代以上になると、年齢的に自分は復職できる可能性があるのかという相談もよく受けます。

復職に不安があった美容師が実践した復帰の準備

不安があったが美容師に復職できた人たち

実際に美容師に復職した人たちに、復帰前にどういう事をやりましたかって質問をして返ってきた答えです。

自習や自主練で感覚を取り戻す

  • ウィッグで自主練する
  • 家族や友達にモデルになってもらう
  • 本やSNSで最新動向をチェックする
  • YouTubeやオンライン動画で学ぶ

ウィッグだけでは感覚は戻りませんし、家族や友達をモデルに練習するだけでは練習量が足りないのでスピードが戻りません。自主練だけで不安がなくなる人は、ブランクが半年~1年程度の人が多いようです。

teto代表中山

家族や友達の髪を切っていたから、技術的に対して落ちていないと思うという方が面接にいらっしゃる事がありますが、技術チェックするとブランクを感じる方は多いです。

単に切れるではなく、仕事としては正確さとスピードが求められるので、そういうのを意識した自主練が必要です。

講習会やスクールに参加する

  • 1日だけの講習会やセミナー
  • オンライン動画で学ぶ
  • 数週間や半年のスクール

復職に不安があるなら、数週間や半年など、しっかり理論と技術を学びなおしできるスクールをおすすめします。

1日だけの講習は現役向けの応用技術なので向いていません。オンライン動画はお住いのエリアにスクールがない場合は便利ですが、細かいチェックが必要な復職希望者向けではないので、中途半端になってしまう可能性があります。

teto代表中山

1日や数日で簡単に衰えを取り戻して復職と考える人は少ないです。

本気で復職を目指し自信をつけて現場復帰した人の多くは、学びなおしをしつつ、自主練もしっかりやれた人に多いです。

アシスタントやパートとして復職する

  • 現代のサロンワークを現場で学ぶ
  • 最新のトレンドや薬剤などを学びなおす
  • 現場でのスピード感を取り戻す

いきなりスタイリストとして復帰しても、自分がキツイだけという人は、アシスタントやパートとして復職し、サロンワークの現場で学びなおしする人もいます。

体力的にも徐々に体を慣らしていけるので、無理のない復帰の仕方の1つと言えますが、その間の生活を維持するために、貯金がある人、ダブルワークの働き先がある人、支えてくれる人がいる場合などに限られた方法です。

体力づくりを行う

  • ウォーキングやジョギング
  • 自宅でのパソコン作業などを立って行う
  • 柔軟体操で体をほぐす

若いころは多少無理してでも仕事はできていたが、今の年齢では厳しいかもと不安を感じるなら、体力づくりはしっかりやりましょう。

サロンワークに戻る前の勉強や練習でも体力は必要なので、美容師に戻りたいと思った瞬間から始めたほうがいいです。

復職に不安がある美容師が選ぶべき講習やスクールとは?

美容師への復職を目指してベーシックカット理論の勉強
  • 理論からしっかり学びなおしできる
  • 基本のベーシックカットの理論と技術をしっかり学べる
  • マンツーマンや少人数制
  • 細かい悩みや苦手な点などの相談に乗ってくれる

不安を感じる方の多くが、そもそもの理論がしっかり学べていない人が多いです。逆に理論がしっかりしている方は、実務を想定した自主練をしっかり行えば復帰できたという人も少なくありません。

ですので、不安がある方は理論をしっかり学びましょう。特に基本となるベーシックカットは理論をしっかり学んでおく必要があります。

ここで重要なのは、よくあるベーシックカット理論を学んで、現代の髪型に応用できず、古くてワンパターンなスタイルしか作れない人にはなってはいけないという事です。

重要なのは現在通用する技術の為の理論であるべきなので、ベーシックカットの理論は、どういう事を意識して教えているのかを必ず確認し、意味がある講習だと思うものを学びましょう。

teto代表中山

LBLで学びなおしされる方も、昔に習ったベーシックカットと違うという方が多いです。ブロッキング、パネルの引き出し方や角度など、今の現場で使えるものを学ばないと不安は消えません。

また、不安がある方の学びなおしの場合は、細かいチェックをしつつ、質問や相談しながら進めるべきなので、少人数制やマンツーマンでのスクールをおすすめします。

大人数の講習になると、質問できない場合も多いので、なんとなく分かった気がするで終わってしまいます。

復職に不安な美容師におすすめの就職先

訪問美容で男性の髪をバリカンでカットする福祉美容師

研修や教育を重視している会社

大手の低料金のカット専門店などでは、就職後に3カ月~半年などの期間を、現場に出ずにレッスン期間に充てる場合があります。これならば、お給料を貰いつつ不安な点を解消していけます。

再デビュー後は、とにかく多くのお客様の髪をカットする事になります。目安は1人10分程度とされているので、そのペースで切り続けるスタイルの仕事でも良いなら、有力な復帰先として考えましょう。

ブランクがあっても積極採用のサロン

街中の人気店以外で求人情報を探してみると、人手が足りないサロンはそこそこあって、ブランクがありでもOKの場合が多いです。こういうサロンだと、アシスタントとして復帰した上で、再デビューまでのレッスンを行ってくれます。

カット専門店じゃなく、一般的なサロンで働きたいなら、この復職が現実的です。

パートやアルバイトなど短時間でもOKのサロン

不安があるまま、いきなりフルタイムで仕事をすると、多くの事に対処できずに更に不安を大きくしてしまう事も少なくありません。徐々に慣れていくためにも、パートやアルバイトとして短時間の勤務から復職するのもおすすめします。

雇う側としても、正社員として雇うならある程度の水準を求めるが、パートなら取り合えずシャンプーとカラーができれば雇いたいというお店もあります。

短時間でも働く機会を得られれば、そこから徐々に現場に慣れるし、空いた時間にレッスンできる環境も整います。

お客様の年齢層が高めのサロン

ブランクが長く不安な場合、最新のトレンドなどが分からない場合は、お客様の年齢層が高めのサロンがおすすめです。

街中の人気店では最新の技術や薬剤など、数年で状況が変わっていることも多いので、昔の知識も活かしつつ仕事ができる可能性が高いサロンを選ぶと、不安も少し和らぎます。

接客面でも若者相手にならないので、話がしやすい場合も多く、安心して仕事ができます。

シェアサロンや面貸し

知り合いや昔のお客様など、自分でお客様を持っている場合は、シェアサロンや面貸しも選択肢にできます。

サロンそのものを借りるシェアサロン、一部だけを借りる面貸し、それに対して手数料をお店に払う形で、フリーランスで業務委託のような形の働き方です。

お店が求める技術や知識の水準などを意識しないでいいし、自分に切って欲しい人だけを対象にするので、プレッシャーが少ないので、お客様だけ呼べるなら気楽に復職できます。

訪問美容師として働く

高齢者施設などへ出張して髪を切るので、自動車運転免許がほぼ必須になりますが、そういう点や高齢者をメインとした接客でもいいなら、復職先の選択肢の1つです。

多くの人がカットのみですので、カットの技術は現場レベルまで戻さないといけませんが、トレンドを追うようなことはしなくていいし、カラーも白髪染めがメインなので昔の知識が通用します。

カット技術の学びなおしと、訪問美容の知識を入れれば、短期間でも復職できる可能性があります。

接客が不安なら講師やディーラーになる

技術的な面より、サロンでの接客的な面に不安が大きい場合は、現場に立つ美容師ではなく、教える側や美容商品を販売する側になることも選択肢として考えるべきです。

美容師としての知識や経験を活かしつつ仕事ができるし、現場に近い場所で働けば、やっぱり現場で働きたいと思った時も、働き先を見つけやすいです。

まつエクやアイブロウサロンで働く

カットが苦手で不安が消えないなら、美容師免許を活かしつつ仕事ができる、まつエクやアイブロウサロンがおすすめです。求人も多く、専門店は未経験でも採用してもらえる会社は多いです。

お客様を掴んでいければ、将来的に1人で独立開業もしやすく、自分のペースに合った仕事にしやすいのも良い点です。

カラー専門店

カットが苦手で不安な人の復帰先として、カラー専門店も選択肢になります。

カラー専門店は近年増えてきていますが、カラーのスペシャリストというのではなく、お手軽に低料金でカラーを行いたいお客様への施術なので、低料金カット専門店と同じような立ち位置です。

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この記事を書いた人

中山貴史のアバター 中山貴史 teto代表

株式会社teto 代表取締役。美容師としての現場経験を経て、2010年に訪問理美容tetoを開設。2014年に株式会社tetoを設立し、高齢者施設・医療機関向けの訪問理美容サービスを展開。

現在は約400施設と契約し、年間55,000名以上の施術を担当。これまでに100名以上の訪問美容師を育成し、福祉美容分野の人材育成にも注力している。

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