実務経験2年で、ジュニアスタイリストデビュー後にブランクがあり、現在は事務員として働いている女性が、これから美容室を開業するために選んだのがLBLのベーシックカット講習でした。
「応用ができない」という不安を抱え、YouTubeで独学を重ねても理論がつかめなかったところからのスタートです。
3か月・全10回のマンツーマン指導で、ワンレングスの基礎から刈り上げ、応用スタイルまでを段階的に学んでいきました。仕上がりが思い通りにいかない場面が出るたびに、その原因を一つずつ確認しながら、次の一歩につなげています。
独学の限界を感じている方、応用に苦手意識がある方にとって、遠回りに見える基礎の積み重ねがどうつながっていくのか、具体的な過程を通じて実感していただけると思います。
「なんとなく切れる」の先に進めなかった受講前
| 性別 | 女性 |
| 実務経験 | 2年(ジュニアスタイリスト) |
| 受講前の仕事 | 事務員 |
| 受講コース | Aコース(ブランク・未経験者向けベーシックカット講習、3か月・計10回) |
今回紹介するのは、事務員として働きながら、2年間の実務経験を積み、ジュニアスタイリストとしてキャリアを築いてきた女性です。カットへの不安を聞くと、「応用が利かないので、カットに対する不安があります」という答えが返ってきました。
苦手な技術として挙がったのは「特殊なカット、ショートカット」で、克服したい技術として挙がったのは「ショートカット、メンズカット」でした。
独学で取り組んだのは、YouTubeを使った動画学習です。しかし、動画を見ても理論が分からなかったとのことで、これから美容室を始めるにあたって技術を固めておきたいという思いから、本格的な学び直しを決めました。
今回は福岡ではなく、佐賀で講習を受けたいというご希望だったので、佐賀支店の事務所で講習を実施しています。

1回目|切るたびに変わる仕上がりと向き合った初回レッスン



感覚だけでは説明できなかった仕上がりのズレ
初回はワンレングスとレイヤーの技術チェックから始めました。
実際に切ってもらうと、後ろから見たときに左側が長く残る傾向が繰り返し見られます。技術力そのものの問題ではなく、カットのたびに引き出す角度や持つ位置が微妙にずれ、毎回違う動作でシザーを入れてしまっていることが原因でした。
感覚だけに頼ったカットは、うまくいく日とそうでない日の差が大きくなります。「細かい部分の正解が分からない」「今のやり方で合っているのか自信がない」という不安は、まさにこの不安定さから生じていました。
頭部10角形の考え方で、毎回同じ基準を持つ
この左右差を減らすために伝えたのは、頭部を十角形に見立てて捉える考え方です。頭を10のセクションに分けて認識すると、どの角度でどこを引き出しているのかを毎回同じ基準で判断できるようになります。
あわせて、カットの最中に鏡で角度を確認すること、一度手を止めて少し離れた位置から全体のシルエットを見ること、目線の高さを相手と揃えてから長さを比較すること、無理な姿勢のままカットを続けないことも伝えました。
基準が一つでもできると、「なんとなく」で切っていた部分が「確認しながら」切れる部分に変わります。
LBL講師の山崎基礎となる技術は一定水準で身についていて、土台はしっかりしていると感じました。
伝えたこともきちんと吸収しようとしてくれて、前向きに取り組む姿勢がとても印象的でした。
2〜3回目|レイヤーの手応えとグラデーションボブでぶつかった壁
2回目|応用への不安は、基礎が身についた証拠でもある


2回目は、前回の内容がどれだけ身についているか、レイヤーのチェックを行いました。復習と自主練習を重ねてきた成果が仕上がりに表れ、カットの流れや考え方への理解も深まっています。
基本のレイヤーが安定してきた一方、応用について聞くと「応用になるとまだ自信がない」と話していました。
基礎の型が身についたばかりの段階では、スタイルが少し変わっただけで対応の仕方が分からなくなるのは自然なことです。この不安は後退ではなく、次に進む準備ができた合図でもあります。
後ろから見て左側が長く残る癖は、この回も変わらず見られました。ここでは無理に直そうとせず、「自分の癖として認識し、そのうえで確認や対処を行う」という方針で進めています。
癖を力ずくで直そうとすると、他の部分のバランスまで崩れることがあるため、まずは自分の傾向として自覚できることを優先しました。



日頃からしっかり練習に取り組んでいることが伝わり、特にレイヤー技術については着実な成長が感じられました。
カット中にパネルを保持する指の向きが不自然になる場面が見られたので、今後はフォームの細部もその都度確認しながら修正していきたいと思います。
3回目|2つの癖を、それぞれ別の原因から切り分ける
3回目は、グラデーションボブのチェックに入りました。襟足の部分をえぐってしまう癖と、バックの左右に長さが残ってしまう癖が同時に出て、仕上がりに苦戦する場面がありました。
襟足がえぐれてしまう原因は、毎回同じ高さに引き出せていないことと、スライスが縦方向になりすぎていたことの2つが重なっていたためです。
スライスの角度を見やすい位置に変え、引き出す位置を毎回同じ場所に固定したところ、次第にえぐれが収まっていきました。角度と位置さえ揃えれば再現できる技術だと分かったことが、このときの一番の収穫です。
左右に長さが残る原因は、回り込み不足でした。写真で仕上がりを確認しながら、頭皮がどの方向を向いているかを意識してカットするようにしたところ、この左右差も改善されました。
感覚だけで判断していた部分に「頭皮の向きを見る」という具体的な基準ができたことで、狙った通りの仕上がりに近づけられるようになっています。



パネルを持つ手の向きについては今回も崩れる場面がありましたが、本人が課題を自覚して修正しようとする姿勢が見られました。
パネルが厚くなりすぎたり工程を無意識に省略してしまう傾向もあり、ガイドが見えなくなる場面もありましたが、技術的な問題だけでなく、工程を正確に積み重ねる重要性を改めて確認できたと感じています。
この回の宿題では、ショートカットの反復練習に加えて、2つのスタイルそれぞれについて、異なる注意点を確認しています。
- フェミニンショート:顔周りの角度設定に課題があり、長さやつながり方で印象が大きく変わるため、引き出し角度とガイドの見方を意識した反復練習
- ボーイッシュショート:サイドのシルエットがまっすぐになりやすく、丸みが出にくく、骨格にフィットしにくいため、頭の形を意識した自然な曲線づくりの反復練習
4回目|一日でショートカット・セニング・刈り上げに挑んだ回
引き出し角度ひとつで、シルエットの重さが変わる


この回はショートカットの技術チェックから入りました。
全体の流れはつかめている一方、サイドの引き出し角度が浅くなる場面が見られました。角度が浅いと毛束が十分に上がりきらず、下の方に長さと重さが残ったまま仕上がります。
ボーイッシュなシルエットを狙う場面でも、この角度の浅さがサイドのラインを直線的に見せる原因になっていました。
実際にサイドの重さが残る箇所で引き出し角度を変えながらシルエットの変化を一緒に確認したところ、角度を変えるだけでラインの丸みがはっきり変わることを体感してもらえました。
セニングは「減らす」ではなく「シルエットを作る」道具






セニングの講習では、ハサミを入れる角度、引き出し方、そして梳く位置とハサミの角度の組み合わせによって重さの残り方がどう変わるかを実演しました。
単純に毛量を減らすための作業ではなく、シルエットや動きをコントロールするための技術だという捉え方です。
仕上がりの違いを目で見て比較したことで、これまで感覚だけで行っていた作業を、狙って再現できる技術として理解できるようになりました。
刈り上げの完成度は接合部で決まる


刈り上げ技術では、バリカンの入れ方による仕上がりの違いから、刈り上げの高さ設定、接合部のなじませ方、前髪を残す際のバランスまでを一通り確認しました。
特に重点を置いたのは接合部の処理です。刈り上げた部分と残した部分の境目に不自然な段差を生じさせないための切り方を身につけたことで、刈り上げ全体の完成度を高めるための一歩を踏み出しています。



パネルを持つ手の向きについても、この回でもう一度向き合うことになりました。
パネルを持つ手の向きは、スタイルにかなり影響する部分なので、しばらくは繰り返し伝えていく予定です。
本人も意識しようとしているのが伝わってきたので、少しずつ改善していくと思います。
この回の宿題は、次のショートカットの反復練習です。
- ショートカット:サイドの下の方までしっかりつなげられるようにする反復練習
- 刈り上げ:高さのコントロールと接合部の処理を適切に行えるようにする反復練習
5〜6回目|一度乗り越えた癖の再発と、メンズスタイルという新たな壁
5回目|写真に写らない部分をどう判断するか


この回の中心は、写真のスタイルを再現するコピースタイルの課題です。仕上がりへの不安から切り直しを繰り返し、結果として全体のバランスが崩れる場面が見られました。
写真には正面など一部の角度しか写っていないため、そこに写っていない後頭部や内側の作り方は、写っている部分の角度やレイヤーの入り方から逆算して読み取る必要があります。
この読み取り方を伝え、あわせて全体のシルエットの捉え方、セニングを使ったシルエットコントロール、セニングを入れる量や位置についても具体的に確認しました。
ショートセニングと仕上げの違い修正前
ショートセニングと仕上げの違い修正後
写真をなぞるだけでなく、見えない部分を自分で組み立てる視点を持てたことが、この回の一番の変化です。
刈り上げについては、以前よりかなり良くなっている手応えがありました。刈り上げの高さ、接合部の処理、トップの長さ設定にはまだ伸びしろが残っており、継続して練習を積む方針です。



本人は「応用が苦手」と最初から言っていましたが、スタイルの見方や押さえるべきポイントを伝えることで、少しずつ理解できていると感じました。
基本をもとに考える能力が少しずつ身についてきており、今後の練習によってさらに安定していくと思います。
前回まで問題だった、パネルを持つ手の向きについては、今回ほとんど指摘する必要がありませんでした。
意識して修正できている様子が見られ、基本的な動きは少しずつ改善されていると感じます。
この回では、これまで続いていた癖にはっきりとした変化も見られています。
6回目|長さのあるスタイルとメンズショートは別物
この回もコピースタイルを中心に、だんだん短くしていき最終的に刈り上げへとつなげるレッスンです。
レディースのショートスタイルではツーセクションカットを指導しました。仕上げの部分にはまだ伸びしろがあるものの、カット自体の出来は悪くありません。
一方、メンズのショートスタイルになると、トップを長く設定しすぎる傾向や、それに伴って梳き具合を判断しにくい点が見られます。
長さのあるスタイルであればそれなりに形になるものの、レディースショートからメンズショートくらいの短さになると、必要な長さの基準が急に変わり、これまでの感覚がそのままでは通用しなくなることが見えてきた回です。
次回への課題は、メンズスタイルとレディーススタイルでそれぞれ異なる方向性になりました。
- メンズスタイル:まずはシルエットとして成立させる力を身につける。刈り上げとのつなぎ、トップの長さ設定、全体のバランスの取り方を重点的に練習
- レディーススタイル:カット自体は悪くないため、セニングの入れ方や量の調整で仕上がりの質を上げる
7回目|本人希望のスタイルへの挑戦で見えた、計画性という壁
完成イメージより先に手が動くと、正面と後ろがまとまらない


この回は、本人からは、切ってみたいスタイルとしてボブレイヤーとウルフスタイルの提案があり、まずはボブレイヤーに挑戦しました。仕上がりは、正面から見た印象と後ろから見た印象が調和していない状態になっています。
完成した形から逆算するのではなく、目の前の毛束をその場その場で判断しながら切り進めると、ひとつ前の切り口の帳尻を合わせる形で次を決めることになり、その帳尻合わせが連鎖して最終的に正面から見た形と後ろから見た形のバランスが取れなくなります。
この回で起きたのは、その典型的なパターンでした。
写真は「見えている部分」から「見えない部分」を逆算する材料
このタイミングで伝えたのは、切り始める前に完成のイメージを持ち、そのイメージに対してどのような順番や角度で切り進めるかを決めてから手を動かすという考え方です。あわせて、写真の見方も確認しました。
写真は正面や特定の角度からしか写っていないことがほとんどで、そこに写っていない後頭部や内側の作り方は、写っている部分の角度やレイヤーの入り方から逆算して読み取ります。
この読み取り方さえ身につけば、写真に写っていないスタイルでも行き当たりばったりにならずに再現できるようになります。
複雑なスタイルほど、知っている基礎の組み合わせに戻る
スタイルについて話を詰めていくと、全体を一つの複雑な形として捉え、難しく考えすぎている様子も見えてきました。
そこで伝えたのは、ボブレイヤーもウルフスタイルも、これまでのレッスンで経験してきたワンレングス・レイヤー・グラデーションといった基礎の組み合わせだという考え方です。
スタイル全体を一度に完成させようとせず、知っている基礎の要素に分解して一つずつ積み上げれば、見た目ほど難しい作業ではなくなります。
失敗を経て、ようやく自分の癖が腑に落ちた
全体のバランスを意識せずに手を動かしてしまう場面があり、そのまま最後まで自分の手で仕上げてみることになりました。出来上がったスタイルを自分の目で確かめたことで、それまでパネルの持ち方について感じていた迷いの正体に、明確に気づいたときでした。



パネルを持つ手がおかしいとずっと言ってきましたが、今回、実際に失敗を経験したことで、何がおかしいのか、それによってどのようなデメリットが生じるのかが、ようやく本人にも腑に落ちたようです。
説明を聞くだけでは掴みきれなかった感覚も、自分の手で最後まで作りきったことで、次にどう直せばいいかが自分の中で見えてきます。次回に向けては、全体のバランスを意識しながら量を丁寧に調整していく練習を重ねていきます。
宿題は、コピースタイル、セニング、刈り上げを継続して練習することになりました。
8回目|自主練の疑問点から広がった応用スタイル


疑問を持ち帰る習慣が、指導をそのまま実践に変える
この回は、自主練習で行った内容について、多くの質問が寄せられるところから始まりました。
2ブロックの入れ方のバリエーション、より実践的な手順、アシンメトリースタイルの作り方とつなぎ方、ウルフスタイル、ボブレイヤーにおけるレイヤーの逃がし方とナチュラルなつなぎ方、前髪をよりきれいに流す方法など、内容は多岐にわたりました。
自分で試して疑問に感じた点を次のレッスンに持ち帰る習慣ができると、説明がそのまま実践に直結しやすくなります。
あわせて2ブロック理論、メンズショート、ボブレイヤー、ショートウルフ、アシンメトリーカット、メンズ刈り上げにも取り組み、アドバイスなしで、ある程度形にできるようになっていました。
全体が良くなったからこそ見えてきた細部の粗さ
一方で、この回はコームの使い方、パネルの持ち方、襟足周りのヘムラインの整え方が、次に伸ばすポイントとして見えてきた回でもあります。
これは技術が後退したわけではなく、むしろ逆です。全体の完成度が上がったことで、これまで他の粗さに紛れて見えにくかった部分が、はっきりと見えるようになりました。
技術は、粗さが減るほど残った課題が明確になっていくもので、この回はまさにその過程でした。



まだ伸びしろのある部分もあり、特にコームの使い方、パネルの持ち方、襟足周りのヘムラインへのアプローチはこれから磨いていけるポイントだと感じました。
全体が良くなった分、そこが見えやすくなっている印象なので、この先さらに良くなっていくと思います。
向上心があり、自主練習で出てきた疑問点をしっかりまとめて持ってきてくれるので、一緒に取り組んでいてとても楽しいです。
残り2回で、できる限りのことを一緒に積み重ねていきたいと思います。
次回への課題は、襟足のヘムラインへのアプローチを改善すること、根元からのコーミングを意識すること、今回伝えたパネルの持ち方を習得することの3点です。
宿題は引き続きコピースタイルに加えて、モデルを担当した際に出てきた疑問点を報告することになりました。
9回目|自分で構成を考えられるようになった一日
完成イメージを先に持てると、手が止まらなくなる
この回は、刈り上げの復習に加えて、コーミングの重要性、コピー、レディースショートを2スタイル、レディースミディアム、韓国風ロングレイヤーと、幅広いスタイルに取り組んでいます。
オーダーの要素が多く、意表を突くような、難易度の高いスタイルもあえて課題にしましたが、途中で手が止まったり迷ったりする場面はほとんどありませんでした。
写真を見た段階で完成のイメージを持てるようになると、切りながらその都度考える必要がなくなり、手順そのものに迷いがなくなります。
7回目で掴んだ「完成イメージを先に持つ」という感覚が、この回で実際の動きとして定着してきたことが分かる内容でした。



日頃からしっかりと練習してくれていると感じました。実際にほとんどの構成を自分で考え、自分のスタイルを作れるようになっています。
見ていて安心感があり、最後まで自分の力で作り上げられるようにもなりました。本人もできるようになってきたことを実感しているようです。
感覚だったコーミングが、理論として言語化された
あわせて力を入れたのが、コーミングの重要性を理論的に伝えることです。
コーミングは仕上がりを左右する土台の作業で、ここが不安定だと狙った形にならないだけでなく、気づいてから切り直す手間も生じます。感覚に頼ってしまいがちな部分ですが、意識さえすれば誰でも安定させられる作業だという説明を加えました。
刈り上げも、この回で入客できるレベルに到達しています。細かな感覚は、これから現場でさらに磨かれていく部分です。



本日は、コーミングの重要性を学び、パネルの持ち方や刈り上げ、さまざまなコピースタイルを練習してもらいました。
難易度が高めでオーダーの多い引っ掛けのようなスタイルをお願いしましたが、スタイルをよく見る癖が付いてきていて、作っている最中に手が止まったり悩んだりすることがなく、作り出す前に完成スタイルを想像できていると感じました。
刈り上げについても入客できるレベルまで達しています。あとは実践を通してさらに感覚を磨いていってくれると思います。
自分の工夫で、ヘムラインの精度を上げた回
8回目で課題として見えていた襟足周りのヘムラインへの取り組みも、この回では自分なりの工夫で対応できるようになっています。
パネルの角度を自分で調整しながら仕上げる様子が見られ、伝えた内容が一時的な修正ではなく、切り方に対する考え方が身についてきていることが分かる変化でした。



前回ヘムラインに対するアプローチが課題として残っていましたが、今回は全く気になりませんでした。
本人もパネルの角度など工夫してうまく対処している様子が伺え、切り方についての理解や考え方が身に付いていると感じました。
次回への課題はコーミングの精度をさらに上げることです。宿題は引き続きコピースタイルを続けることで、切る前に一度全体をイメージしてから手を動かす練習も一緒に重ねていきます。
10回目|自分で考え、判断する力を手にした最終日
最終日だからこそ選んだ、現場で求められる難易度の高いスタイル
最終日となるこの回では、刈り上げの総復習に加えて、ツーブロックスタイル、バタフライレイヤー、ロングウルフに取り組みました。
基礎の反復ではなく、実際のお客様からオーダーを受けることが多い、流行を取り入れた難易度の高いスタイルをあえて中心に据えています。
極端にレイヤーを入れたスタイル、刈り上げを取り入れた定番スタイル、美容師によっては苦手意識を持ちやすいメンズスタイル、ワンポイントの細かなデザインなど、これまでのレッスンより一段高い応用力が求められる課題ばかりでした。
手順を覚えるから、理由を理解して反映するへ
難しい部分は細かく説明を加えながら進めましたが、見られたのは、手順をただ覚えるのではなく、理由まで理解しようとする姿勢でした。「なぜこんな切り方をするのか」「なぜこの手順が必要なのか」をその場ですぐに理解し、実際のカットに反映しています。
1回目の時点では、感覚だけに頼っていたため、日によって仕上がりが変わってしまう状態でした。10回の講習を通じて積み上げてきたのは、その感覚を理由を理解したうえで行う手順に置き換えていく作業です。
会話をしながらでも手が止まることなく施術を進められる状態は、その積み重ねの結果でした。



本日は講習の最終日ということで、実際のお客様からオーダーを受けることが多い、流行を取り入れた難易度の高いスタイルを中心に指導しました。
難しい部分については細かく説明を加えながら進めましたが、これまで積み重ねてきた基礎がしっかり身についており、「なぜこんな切り方をするのか」「なぜこの手順が必要なのか」をすぐに理解し、技術に反映することができています。
自分自身で考えながらスタイルを組み立てる習慣がしっかり身についており、講習を通して培ってきた技術を生かし、自分で考え、判断しながら施術できる力が身についていると感じられる最終日となりました。
実際のお客様を担当する際にも問題なく対応できるレベルだと感じています。
現場でさらに磨かれていくコーミングという土台
10回にわたって積み上げてきた技術の中でも、コーミングは特に上達を実感できた技術です。コーミングは仕上がりの土台になる工程で、ここが整っているほど、身につけた技術をそのままお客様の満足につなげやすくなります。
9回目でヘムラインへのアプローチが自分の考え方として定着したのと同じように、これから現場で数をこなしていくほど、コーミングの精度も自然と磨かれていきます。
全10回のカリキュラムは、この日をもって修了となりました。初回は感覚だけを頼りに切っていたことで、後ろから見ると左右の長さが揃わない状態からのスタートでした。
そこから、頭部を10角形で捉える考え方、セニングや刈り上げの理論、そして本人が希望するスタイルへの挑戦を経て、「なぜこの手順が必要なのか」を自分で理解し、判断しながらカットを組み立てられるところまでたどり着いています。
会話をしながらでも手が止まらずに施術を進められるようになった今の状態は、そのままお客様を安心して任せられる美容師としての姿につながっていきます。



















































