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ブランク10年ある60代理容師は復職可能?復帰した男性の体験談

ブランク10年ある60代理容師は復職可能?復帰した男性の体験談

60代になると、様々な仕事で就職や復職が難しくなりますが、美容師や理容師で学びなおしを前向きにできる方は、高い確率で復職可能です。

実際にブランクが10年ある60代理容師の男性が復帰した体験談や、復帰までの流れなどを参考にしましょう。

目次

ブランク10年の60代美容師の復帰までの体験談

ブランク10年の60代理容師が復職の為にLBLで学びなおししている様子

株式会社tetoで福祉理容師として働いていただいている上の画像の60代男性に、10年超のブランクがある状態から復職までの体験談などをインタビューしたので、先ずはそれをシェアします。

なぜ訪問理美容を始めようと思いましたか?

10年前に床屋を辞めて職を転々としながら、tetoに採用される前の2年間は介護施設でバイトをしていました。そこに訪問美容師が来てて、「こんな仕事があるんだ」と思い、興味が湧きました。

訪問美容は未経験という中で、不安は無かったですか?

介護施設で働いていて福祉の世界を理解できていたし、訪問美容師さんが来るたびに色んな質問をしていて、予備知識もあったので、あまり不安は無かったです。

10年のブランクも有りながら技術的な不安は無かったですか?

介護施設で訪問日に都合が合わない入居者を毎月のように切っていたので、なんとかなるだろうと思っていました。ただ床屋時代は女性のカットをあまり経験していなかったので、女性には不安がありました。tetoでレッスンしてもらって助かりました。

理容と美容でのギャップは感じましたか?

床屋時代は、肩まで髪がある人はロングという認識でしたが、美容では肩の長さはショートよりに捉えられていて、女性のお客様の「短くして」を床屋感覚で受けたら大変なことになると思いました。実際に別のお客様ですが、刈り上げ過ぎとクレームをもらった事もあります。

その他、何か不安などありましたか?

年齢的に、採用されるか心配でした。

teto代表中山

実際に採用するか悩んだが、物腰が柔らかく、誠実に仕事に向き合ってくれそうだと感じました。

また、使用期間を1か月設けたが、その期間、休みの日もレッスンに来てくれたり、学びなおしや、新しい事も前向きに勉強してくれる方だと感じて、信用できる人と思い採用しました。

ブランク10年ある60代理容師が無理なく復職する方法

ブランク10年ある60代の理容師男性がカット練習をしている様子

30代~40代だとブランクがあっても復職は難しくありませんが、50代以上になると求人は多数あるものの、ハードルが少々高くなります。ですので、60代で復職するなら、どういう方法が良いかを間違えないようにしましょう。

体力づくりをする

長時間の立ち仕事になるので、年齢とともに低下してしまった体力を戻す必要があります。復帰するときには、学びなおしや新しい事を取り入れる必要があるので、集中力なども必要になります。

体力に不安が感じる方は、ウォーキングや軽いジョギングなどで良いので、運動をして足腰を鍛えなおして下さい。

teto代表中山

カット専門店なら10分程度で1人のカットを仕上げないといけません。訪問理美容では、例えばtetoなら20分程度で1人を仕上げないといけないので、そういう作業量に対応できる体力と集中力が必要です。

学びなおしの時間を設ける

60代の方でブランクがある場合は、復職前に必ず学びなおしが必要です。

  • 技術は衰えていないが施術スピードが落ちている
  • やり方は分かっているが工程や段取りを間違える
  • 記憶はあるが再現精度が落ちている
  • 昔の常識は覚えているが今の基準が分からない
  • 最新の道具の操作方法が分からない
  • 経験はあるが不安があって自信を持って仕事ができない

「分かっている」と「できる」は違う事を認識して、自分がどういう事が分からなくなっていたか、できなくなっていたかをチェックし、それらを学びなおすことで自信を持って復職できる状態になります。

新しい技術・知識・価値観を前向きに入れる

60代は、豊富な経験や判断力が大きな強みとなります。一方で、長年培われた価値観や仕事の進め方が無意識のうちに固定化し、新しい職場のやり方・若い世代の価値観・最新の技術を柔軟に取り入れる事ができなくなっている方も多いです。

復職や転職後に「自分の常識が必ずしも全て通用はしない」ことを事前に意識し、新しい事を学ぶ姿勢が重要です。年齢による上下関係や経験を押し付けず、組織のルールや文化に適応する姿勢がある事で、復職の可能性が高くなります。

新しい事があるのは分かるが、自分には必要ない、それはやらなくても仕事はできると決めつけない事が大切です。

teto代表中山

60代以上の方には、柔軟性がなくなっている方が時々いらっしゃいます。そうなると新しい職場で新しい時代に応じた仕事をするのは難しいです。

逆に、前向きに取り組んでくださる方は、60代以上になっても現場で求められる人材になります。

低料金のカット専門店や訪問理美容を選択肢にする

ブランクがある60代の理容師だと、それでも良いとする人手不足の業界がハードルが低くなるのでおすすめです。

大手の低料金のカット専門店は慢性的な人手不足で、常に大量採用し、ブランクがある人向けにトレーニング期間を設けているので、ブランクから復帰したい60代にも向いています。

ただし、10分で1人をカットするスピードは必ず求められる部分なので、その仕事量やスピードに耐えられる方が対象です。

訪問理美容も慢性的な人手不足です。60代でしたら、高齢者を相手にしても自然体で接する事ができるし、体の不自由な方への理解、角が取れて優しい接客ができたり、話題や価値観も合いやすい方も多いです。

一般美容室だと最新のカラー材などの知識を入れなおす必要がありますが、訪問理美容なら白髪染めがメインなので、昔の知識でも通用します。

ただし、訪問理美容もカット主体の仕事なので、カットができないと仕事にならないのと、女性への対応も必要になる場合もあるので、カットに関しては学びなおしや新しい事を学ぶ姿勢が大切になります。

アルバイトやパートから始める

ブランクがある60代を正社員でいきなり雇うのは、会社側にリスクが大きいので、アルバイトやパートから復職し、仕事になれれば社員にしてもらうなど、段階を踏んだ復帰も選択肢にすると、復職が現実的になります。

人手不足の業界なら「この人は60代でもバリバリと仕事して貰える」と分かれば、パートから正社員になる事も可能です。

段階的に仕事量を上げる事で体力面での心配もいらないし、即戦力の社員より学びなおすことを前提にしたパートだと、野党側・雇われる側・同僚側の全てにとって前向きな精神状態になれる事が多い。

アルバイトしか雇ってもらえないという格下げではなく、正社員になる前のステップと前向きに捉えましょう。

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この記事を書いた人

中山貴史のアバター 中山貴史 teto代表

株式会社teto 代表取締役。美容師としての現場経験を経て、2010年に訪問理美容tetoを開設。2014年に株式会社tetoを設立し、高齢者施設・医療機関向けの訪問理美容サービスを展開。

現在は約400施設と契約し、年間55,000名以上の施術を担当。これまでに100名以上の訪問美容師を育成し、福祉美容分野の人材育成にも注力している。

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