訪問美容では、出張先にシャンプー台がなかったり、お風呂場を使えない場合は、移動式シャンプー台を使って洗髪する事になります。
実際にtetoで使っている移動式シャンプーの仕組みや組み立て方、使い方と注意点などをまとめたので、使用の際の参考にしてください。
訪問美容で移動式シャンプー台はあった方がいい

移動式シャンプー台はあった方がいいが需要は低め
訪問美容を始めようと思った方は、移動式シャンプー台は必須だけど、高いから中古やレンタルできないかなと調べている人も多いです。
私の長い経験からは、訪問美容をやるなら移動式シャンプー台はあった方がいいです。カット専門でやっている会社やフリーランスの方もいますが、お客さんの幅が広がるし、施術単価も上がるので、持っておくことをおすすめします。
ただし、tetoの現状を見てみると、多くの施設や在宅訪問で、移動式シャンプー台を使う事はかなり少数です。シャンプーが必要な場合でも、多くの施設や在宅で前流ししています。
施設で見ると、一般的な施設だとカットのみのお客様が多く、シャンプーまで行うのはパーマやカラーをする方のみ。カットが終わると同時に入浴でついでに洗髪もする方もいたりで需要は少ないです。
利用料が高めの施設だと6~7割のお客様がシャンプーを希望されます。
在宅訪問は、約50件任せている専門のスタッフに聞いてみると、移動式シャンプーが必要なのは2軒だけという事でした。
teto代表中山購入する余裕があれば1台はあった方がいいし、tetoでは予約段階では不要でも、いつも車に積んで急な要望でも対応はできるようにしています。
移動式シャンプー台を使う場面
- お風呂が使えない場合
- 前洗いができないなど体を曲げる事ができない場合
- 寝たきりなど起きるのがきつい場合
- メイクを落としたくない場合
交代で順々にお風呂に入っていて、お風呂を借りれない施設だと必要になります。契約前にシャンプーでお風呂を借りれるかどうかを確認しておけば問題ありません。
在宅の場合は、入浴介助を受けていて、お風呂は使われておらず物置状態になっていて、お風呂が使えない場合があります。
体を曲げる事が出来ない方、寝たきりなどベッドでシャンプーが必要な方などには必須です。
また、前流しだと、顔にお湯がかかってしまいメイクが落ちてしまうので、メイクをしている女性からは、後ろ流しを要望される事があります。



移動式シャンプー台は美容室のようにピッタリとした楽な姿勢にならない場合もあるので、前流しや後ろ流しは、安楽な体勢を優先しています。


訪問美容で使う移動式シャンプー台の仕組みと設置方法


先ずは移動式シャンプーを持ち運ぶ、収納する時のイメージとして、バッグに収納している状態です。現在tetoで使用している物は、大きめのトートバッグに収納できる程度です。


このバッグにシャンプー台のボウルの部分、綺麗なお湯を入れるタンク、シャワーホース、排水ホースが入っています。このバッグと排水タンクは女性でも軽々持てる重さです。


tetoで現在使用しているものは、排水タンクはセットになっていないので、別途購入しています。


バッグに入れる物以外に必要なのは、排水用のタンクとスタンド部分です。このスタンドがかなり重さがあり、男性でも重たいなと感じます。
全体の荷物の大きさより、これの重さから、移動式シャンプーを使う場合は車移動が必要になります。(他の荷物もあるので、他の手段は現実的ではありません)


移動式シャンプーを設置した様子です。
画像のように、スタンドの上にシャンプーボウルを設置、その下部に排水ポンプと排水タンクを設置、お湯のタンクに電動ポンプ式のシャワーポンプを設置すれば完了なので、設置自体は難しくありません。
シャンプーの際に周りが濡れたり汚れないように、シートを敷くようにしています。


設置の際には首の部分で角度をつける為にクッションを差し込みます。これもtetoで使っているものはセットになっています。
訪問美容で使う移動式シャンプー台の使い方




前流しのシャンプーでは、このような形で洗髪する事になります。店舗で計算された高さや角度で、シャンプーする側もされる側も快適にできるわけではないので、どちらにも負担が少々かかります。



人手が足りない時に、美容室で働いている美容師時代の友達などに手伝いに入ってもらう事もありますが、特にシャンプーは普段とは違う態勢になるので、翌日に普段感じない場所にこりが出たという人は多いです。
車いすに座ったまま仰向けでシャンプーする様子です。ある程度の角度は合わせることが可能ですが、店舗のようにピッタリ合って楽な姿勢にならない場合が多いので、負担はあります。
ですので、tetoでは基本的にはお風呂場などでの前流しを基本にしていて、使えない場合だけ移動式シャンプーを使う事にしています。
施設の場合は、そのまま入浴ついでに洗髪を済ますという事もあるので、シャンプーをする事がない場合も多いです。
訪問美容で使う移動式シャンプー台の注意点


- お湯がでない家
- 作業中にお湯が切れる
- 首回りや背中を濡らす
- シャンプーの態勢が負担になることがある
- 排水タンクのホースが外れて床を濡らす
- 水滴を飛ばすから滑りやすいので転倒防止
- シャンプー剤の飛び散らかりを抑える、壁などの素材がはじかずシミになりやすい
tetoであったトラブル例ですが、お湯が出ずにケトルで沸かして対応したことがあれば、慣れないスタッフの場合はタンクのお湯が足りなくなった事もあります。
美容室感覚で使うと1つのタンクでは足りなくなるので、お湯の使う配分は意識して注意しないといけません。お湯を足せばいいですが、その間に寒い思いをさせるし、その時間を任されているのに目を離す事になるのでトラブルに発展する可能性があります。
シャンプーで首回りや背中を濡らしてしまうというのは美容室でもあることですが、高齢者は体型が細いのでより一層の注意が必要です。
また、美容室は水や薬剤が飛び跳ねても問題ないような撥ねる素材になっていることが多いですが、施設や家はそうではありません。水や薬剤が飛ぶとシミとして残ってしまう事があります。
そうならない為にも、しっかり養生シートを貼っておきましょう。



店舗のリクライニングのようにピッタリと楽な姿勢とはならない事が多いので、シャンプーする際の姿勢が負担になっていないか、しっかり確認してください。


移動式シャンプー台PERRO(ペロ)は訪問美容に使えるか?
移動式シャンプーとして認知度が高いPERRO(ペロ)は、美容室のシャンプー台の様なおしゃれなデザインで、価格も本体385,000円、設置サポート費用44,000円~となっているので、訪問美容で使われている物と比べるとかなり高いです。
本体の重さが約18kg、折り畳んだり分解したりはできないので、1人で施設や在宅向けに持ち運ぶのも現実的ではないので、大がかりな給排水の工事が行えない店舗向けで、訪問美容では使えないタイプです。
独立して小さな美容室をマンションの一角でやりたい、給排水の工事が難しい場所で店舗を開きたいという人にとっては、かなり良い商品だと思います。

















