介護美容師になるには?福祉美容師との違いや必要な資格

介護美容師になるには?福祉美容師との違いや必要な資格

介護美容師になるにはどうしたらいいか?福祉美容師との違いや必要な資格について解説します。

色々なサイトで、どういう違いとして書かれているかを見ましたが、実態と違うと感じる部分が多かったので、訪問理美容の会社としての認識や、利用者側になる施設側の認識など、現実の話をお伝えします。

目次

介護美容師と福祉美容師の違いと必要な資格

訪問美容でベッドカットを行う介護美容師

介護美容師と福祉美容師の違い

様々なサイトで…

  • 介護美容師は介護系の知識を入れた美容師
  • 福祉美容師は福祉系の資格を持った美容師

この様な分け方をされていて、福祉美容師の方がしっかりとした知識を持っている感じで書かれていますが、実態としては介護美容師=福祉美容師で、単に呼び方が様々あるだけです。

  • 福祉美容師
  • 介護美容師
  • 訪問美容師

これらは全く同じ意味で使われており、実態としても何ら変わりはありません。訪問理美容tetoとして、20年近くやってきた訪問美容師として間違いはありません。

なぜ分けて説明しているところがあるのかというと、資格取得を促したいからと想像します。

teto代表中山

ネット上では別の物の様に書かれている事があるので、実際にいくつかの施設のスタッフの方々に聞きましたが「違いってあるんですか?」「単に呼び方が違うだけと思ってた」という答えで、私と全く一緒の感覚でした。

介護美容師と福祉美容師に必要な資格

法的に必要な資格は、美容師免許・理容師免許だけで、実務上で必須レベルなのは運転免許です。

訪問するため、様々な道具を持って行くのに車が必要になります。車がなくても、大手なら会社の車を使えたりしますが、運転免許がなければ出張できないので、行ける範囲がかなり狭くなります。

福祉美容師の講習やセミナーに行くと取得的できる認定証や資格、介護や福祉系の資格を持っていないとできないという事はありませんし、何かを持っていたら介護美容師ではなく福祉美容師になれるという事もありません。

ただし、それらの講習を修了したという証にはなるので、雇う側やお仕事を依頼する施設側にとっては安心材料になります。LBLでも資格が取得できますが、現場実習まで行ったという証になります。

介護関係の資格を取るなら「介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)」をおすすめします。これがあると、施術を受けるお客様とご家族、施設のスタッフから安心して仕事を任せていただけます。

teto代表中山

私も持っていますが、担当の職員さん以外だと不安を感じるというお客様に、「ヘルパー2級を持っているので」と伝えると、安心して移乗などを任せていただけた事もあります。

介護職員初任者研修とは?

介護職の方が取得する資格の中で、最も基本的な資格です。未経験者が介護現場で働くための最低限の知識を学ぶ研修で、研修後の試験に合格すると修了証明書(資格証)が発行されます。

受講資格特になし
受講期間1~4か月
受講料3~10万円程度
学習内容全130時間のカリキュラム + 修了試験
難易度低めで真面目に受講すればほぼ全員修了可能

介護職の方にとっては、その後の実務者研修 → 介護福祉士 → ケアマネジャーという国家資格取得ルートのスタート地点になります。

teto代表中山

介護美容師になるための必須の資格ではありませんが、あると採用する会社側としても安心感が高くなるので、私がスタッフとして採用する場合でも、プラスのポイントになるのは確かです。

介護美容師になるには?講習や専門学校と求人情報

訪問理美容tetoの介護美容師

介護美容師になるための講習や専門学校

ここまで解説した通り、美容師免許・理容師免許を持っているなら、訪問理美容を行っている会社に就職すれば、介護美容師にはなれます。

ただし、少しは介護美容師の知識や技術を学んでおいた方が採用率は高くなるので、可能な方は講習を受けましょう。現状、介護美容師の勉強ができる美容専門学校はないので、以下の講習をおすすめします。

スクロールできます
運営会社開催地域料金講習日数現場体験マンツーマン
日本福祉ネットワーク協会五大都市33,000円1日(6時間)なしなし
日本訪問福祉理美容協会全国25,000円1日(5時間)なしなし
日本訪問理美容推進協会全国44,000円~1日(5時間半)なしなし
NPO全国介護理美容福祉協会東京47,500円4日(28時間)なしなし
日本理美容福祉協会全国27,000円2日(14時間)なしなし
LBL(訪問理美容teto)福岡県66,000円3日(18時間)ありあり

2026年2月1日現在のデータです。

訪問理美容tetoではLBLで介護美容師になりたい方向けの講習を行っています。即戦力になれるように、現場実習を組み込んでいるので、福岡で講習を受けられる方は、ぜひご検討ください。

介護美容師の求人情報の探し方

大手の就職情報サイトやアルバイト情報サイトなどで、以下のキーワードで検索してみましょう。

  • 介護美容師
  • 福祉美容師
  • 訪問美容

または、訪問理美容を行っている会社のホームページを見てみましょう。tetoでも以下の様に募集を行っているので、福岡県や佐賀県で介護美容師になりたい方はぜひお問合せください。

介護美容師としてバイトやパートは可能か?

アルバイトやパートとして、短時間勤務したい方には非常に向いている仕事で、多くの会社で短時間勤務OKとなっています。

訪問する施設は高齢者施設や病院などがメインなので、お昼にはご飯の時間やお薬を飲む時間などがあるため、必ず午前中と午後に施術する部に分かれます。ですので、午前中だけ、午後だけという方も少なくありません。

弊社では最低2時間からOKとしているので、小さなお子様を子育て中のママ美容師さん、家族の介護で長く家を空けられない美容師さんなどにも活躍して頂いています。

ご家庭の事情を理解し配慮してくれる会社は多く、急なシフト変更などにも対応してくれます。なれたら施設に直行・直帰も可能になる場合もあるので、フルタイムで働けない方には良い職場だと思います。

介護美容師の需要は高まっている

訪問理美容tetoを始めて20年近くになりますが、始めた当初からすると高齢者施設や介護施設の数はかなり増えています。高齢者の割合が多くなっているので、介護美容師の需要が高まっている状態は変わりません。

内閣府の令和7年版 高齢社会白書によると、令和6年10月1日時点で、65歳以上の人口は3624万人で、総人口の29.3%となっています。更に今後の推移では2035年には32.3%、2045年には36.3%と上がっていきます。

入所者のニーズも高く、施設側も付加価値サービスとして導入しているところが多いので、今後も需要は高いままだと思われます。

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この記事を書いた人

中山貴史のアバター 中山貴史 teto代表

株式会社teto 代表取締役。美容師としての現場経験を経て、2010年に訪問理美容tetoを開設。2014年に株式会社tetoを設立し、高齢者施設・医療機関向けの訪問理美容サービスを展開。

現在は約400施設と契約し、年間55,000名以上の施術を担当。これまでに100名以上の訪問美容師を育成し、福祉美容分野の人材育成にも注力している。

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